子供とゆっくりサイクリング。小さい子供をもつ親なら一度は想像したことがあると思う。シンガポールではほとんど自転車を見かけなかったし、仮に自転車乗れたとしてもとてもじゃないがゆっくりサイクリングができる環境ではなかった。イギリスの街中では子供の自転車姿はあまり見かけないが、住宅街ではそれなりに親子連れで自転車に乗っているところを見る。我が家も長男が小学生になったタイミングで自転車を購入して、今では乗り回せるようなってきた。今回はイギリスで手に入りやすい子供用自転車を紹介する。
Islabike
https://www.islabikes.co.uk/bikes/
とにかくいい物を、と考えるならこのメーカー。アイラバイクと読みます。各年齢に合った商品が1歳刻みで出ています。レビューを見ても、軽い、作りがしっかりしている、とベタ褒めです。イギリスの会社。
また、商品ラインアップを見ると補助輪付きがないことに気づく。日本だと12インチの補助輪付きがほとんどだが、こちらではペダルなし自転車、いわゆるバランスバイクから初めて、次は普通の自転車に乗らせることが多い気がする。補助輪があると、バランスの取り方が悪くなって余計に自転車に乗れなくなってしまう、という考えがあるそうだ。
Strider
https://striderbikes.com/product-category/balance-bikes/
バランスバイクで一番有名なのが、Strider(ストライダー)。流通量も多く手に入れやすい。バランスバイク専門だけあって、SportやClassic、Proなど同サイズでも形状が違う物を取りそろえているので、面白い。モデルによってはバランスバイクからペダル付きバイクに変身もできる。
Ridgeback
https://www.ridgeback.co.uk/bikes?categories=Bikes~Kids
幼児向けバランスバイクから大人向けタウンバイク、MTB、ロードバイク、果てには電動バイクまで手掛けている会社。街中ではタウンユースの自転車をよく見かける。イギリスの会社。
Frogbikes
https://www.frogbikes.co.uk/bikes
幼児向けのバランスバイクから小学生ぐらいまでの自転車全般を手掛けている。このメーカーの特徴はカラーリング。赤や緑の定番から、水玉模様やユニオンジャックまである。バランスバイクの名前は”tadpole”(おたまじゃくし)、ペダルがないFrog(カエル)の自転車という分かりやすいネーミング。
Littlebigbikes
この14インチのバランスバイク兼ペダルバイク一本のメーカー。バランスバイクで両輪のブレーキがついていたり、メタルとカラーリングの二色構成になっていたりするので、個性的なバイクが欲しいならこれ。
Evans Cycles
https://www.evanscycles.com/bikes/kids-bikes_c
ロードバイクに乗っている人であれば日本から使ったことがある人もいるはずのEvans Cycles。Pinnacleなどのインハウスブランドのタウンユースバイクは街中で意外と見かける。子供向けも展開している。
電車で出かけよう
日本では子供用の自転車であっても、電車に持ち込む(輪行)ときは袋に入れる必要がある。たとえ小さくても全体が隠れる袋を持っていくのは大変だし、慣れていない周りの目も気になる。その点ロンドンでは規制はもっとゆるく、以下の通り。
- 折りたたみであればどこでもOK。輪行袋いらない
- 普通の自転車でも、平日の通勤ラッシュを除けばOK(路線による、詳しくはこちら)。輪行袋いらない。
つまり、休日であれば気軽に自転車を電車に持ち込んでサイクリングができる。これは親にとっても行動範囲がかなり広がるのでおすすめ。